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遅咲き狂い咲き。乱れて咲いても花は花。そんなゲイ的日常
by wake1
ICELANDia
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当ブログは爛れたヲカマの性ライフと、日常がしれっと書き連ねてあります。ホントにそれだけなんです・・・・・・。

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最近読んだ本

最近、仕事以外で読んだ本です。

「アンボスムンドス」桐野夏生

アンボスムンドスとは裏・表の世界とかいう意味のラテン語。
表題作は言葉にされなかった行為のおぞましさを味わえる作品。
小学校高学年の女子特有の幼さと、うらはらの陰湿さとか、聖職教師のウラやオモテ。いろんなものがかけてある。
個人的に、おもしろかったのは有名人の墓も由緒もない寺がどうやってサバイバルするかを描いた「毒童」、それから小説家という蛮族の父を持った思春期の娘が長じ、しつこい編集者に自分を捨てた父親について書けと迫られる「流島の森」。
桐野の隠れテーマは長女とファザコンなんだな。

「ベルエポックの肖像ーサラ・ベルナールとその時代」高橋洋一

残念なところは文章が下手。いや人のこと言えるのかっていう話は置いといてよ・・・。
すごいところは資料性。これだけ豪華な(登場人物の)キャストをそろえた時代が19世紀末のフランスだったんだーって感嘆しちゃうところ。
まさにベルエポック=美しい時代。
これ読んだきっかけは、去年、母上と麻実れいの舞台「サラ(・ベルナール)」見に行ったんだけど、これがけっこうよかったんだわ。
ところが、後で調べようにも、美しい時代=ベルエポックと呼ばれた当時をざーっと見渡した本はあっても、そんなフランスを舞台に君臨した大女優サラを中心にして描かれたものは見つけられず。森に木が隠れちゃった感じかな、と思ってたのでしたよ。
ちなみに当時はサラがプロデュースした新作舞台より、シェイクスピアとかラシーヌなどの再演のほうがはるかにウケたというのは驚き。今とまったく逆じゃないですか。

「シャネル」藤本ひとみ

これはメグ・ライアンの映画をノベライズしたよなかんじの本で、小説とはギリギリ呼べるかどうかのラインにある・・・が、おもしろいんだ。なぜだ、というとそれはヒロインの個性だと思う。
こんなあらすじギリギリのラインでも面白い。ガブリエル(・シャネル)の人生。
あきらめない、フテない、捨てても捨てられても恋をし続ける、そのしぶとさを何も手にしないうちからあきらめてる、自分の周りのホモどもに教えこんでやりたいものだ。

「テクノゴシック」小谷真理

テクノゴシックとは、いわゆる古色蒼然とした”ゴシック”の世界観を、21世紀の発達したテクノロジーを背景に展開した作品・・・らしい。著者によれば、インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアから、マトリックス、下妻物語などまでがこの路線に入る、らしい(w
ハテナでしょ。この本の理想的な読者は、そのハテナを抱えてるままでもちゃんと次の行を読んでくれるタイプの人みたいなんだよね。
おもしろかったのは、ゴスロリのロリの部分。
たとえば、あの手の服の愛好者には、リストカットの愛好者が多いのですが(苦笑)、それは幼児服=ロリをもう一度身にまとうことで自分を育てなおそうとしている心の現われでは、とかいう視点とかね。
ロリは少女を育てるのか(笑
これが結論ではなくて、話はその先に進んでいったんだけど、覚えてない。これは評論なんだけど、論旨とか結論が面白いのではなくて、話の展開がおもしろいんです。だから寝転がって読める本だと思うよ。装丁も何気にかっこよくて好きだ。

「讃歌」篠田節子

ワールドミュージックとして”演歌”があるのなら、ニッポンのクラシックも世界に通用するスタンダードを一様に追い求めるんではなく、ニツポン人によるニッポン人のための、ワールドミュージックとしての”クラシック”もあってもいいんではないか、というよなところまで論点がおよんだ力作。
しかも小説としてもなかなかにおもしろい。
華族の名前のついたヒロインのオバさん、ヴィオリスト(ヴィオラというヴァイオリンをでっかくした楽器の演奏者)の”女”としての二面性はオマケ。あくまでこの小説のヒロインは”音楽”。
クラシック奏者である彼女が奏でる、宮崎アニメのテーマとかポップスは是か非かという点を、小説として展開できたところがおもしろい。
くりかえすが、小説としておもしろいんです、この本。普通ありえないですけどね。
あと特筆すべきなのは業界人の描写かな。
何もわからないくせにこういう文化的な世界にクビをつっこみ、その上で「(この演奏に批評家の評価が伴わなかったとしても)感動している人たちがいるんだから!」とか息巻く、マスコミの痴態がかなりうまく描けてると思った(苦笑
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by wake1 | 2006-04-01 03:42 | 教養
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